水害は水が引いてからも油断できない

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相次ぐ台風や大雨による浸水被害が拡大しており、床上浸水する家屋は計り知れないほどの数になっています。浸水してくる水の量は1メートルを優に超えることも珍しくなく、一旦浸水してしまった家屋を元に戻すのには大変な苦労と労力が必要です。浸水後には様々な菌が発生し、中でも危険とされるのが破傷風やレジオネラ菌による感染症です。破傷風は土壌の中に常在する破傷風菌が体内に入り込むことによって感染する病気で、わずかな切り傷からでも感染し、筋肉を麻痺させたり呼吸困難などを引き起こします。そして最悪死に至るほどの非常に恐ろしい病気です。水が豊富な環境を好むレジオネラ菌は、温泉や噴水など身近なところで発生します。水害により浸水した水に触れるだけでなく、舞い上がった粉塵やエアゾルという水蒸気を吸い込むことでも感染します。こちらも最悪の場合は死に至る恐い病気ですので、注意しながら早期に消毒作業を行うことが大切です。

自分で作業を行うときに選ぶもの

清掃用品

水害に遭った場合、まずは床下の消毒作業が欠かせません。自分で行う時はクレゾール石鹸水や逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)、消石灰が効果的です。クレゾール石鹸水はドラッグストアで入手することができ、原液を薄めて使用する希釈タイプの殺菌消毒薬となっています。100ml入り200円~で、手指や傷口の殺菌消毒にも使用でき、浸水で汚れた便器や家具などにも使用が可能です。逆性石鹸はカビの殺菌・消毒に効果があり、こちらもドラッグストアやホームセンターで購入することができます。また逆性石鹸が使われているハンドソープも効果がありますので、成分表示を確かめてみましょう。塩化ベンザルコニウムが入っているハンドソープは500mlで800円~、希釈用として売られているものは4L入りで3,500円~となっています。消石灰は園芸用品として売られていることが多く、1㎡あたり1kgを目安に散布するのがおすすめです。

自力での作業が困難な場合は業者に依頼する

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どの消毒薬を使用するにしてもかなりの刺激臭があり、取り扱いにも危険が伴います。作業をする際は長手袋や防塵マスク、ゴーグルが必須で、ビニール製の長袖・長ズボンを着用することも重要です。目に入ったり吸い込んだりすれば、消毒薬による危険性が高まってしまいます。また床下の消毒作業は力を要する仕事ですので、お年寄りや女性には無理な場合もあるでしょう。そのようなときは専門の業者に消毒を依頼するという方法もあります。専門業者に依頼した場合、泥水の撤去を行ってから消毒し、最後に点検を済ませるという工程でおよそ25万円~の費用が相場となっています。使用する薬剤や浸水箇所の面積によって費用が変わってきますので、正式に依頼する前に相談するのがおすすめです。

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